全文検索システムのNamazuはもう使えない?
Linux Mintに、20年ぶりくらいに全文検索システムのNamazuをインストールしてみた。
全文検索システムというのは、保存してあるWordやExcelやPowerPointやPDFやテキストファイルの文字を検索して、ファイルを抽出してくれるシステムのことだ。
中身が分かるようなファイル名を付ければ、ファイル名で検索ができるが、日記などは何時何をやったかを思い出せないことが多い。
そんな時に使うと便利なのが全文検索システムだ。
Windowsには探三郎という優秀なフリーの全文検索システムがある。
これがLinux Mintでも使えるようにしようと思ってWineを使ってインストールしたのだが、最近、文字化けして使えなくなってしまった。
それで、試しにNamazuが使えるかなと思い、インストールする気になった。
20年前に使ったNamazuの設定ファイルのmknmzrcやnamazurcを使った。
検索文字を入力するシェルスクリプトも20年前のものを使った。
もちろん、設定ファイルもシェルスクリプトも修正した。
mknmzでインデックスを作ろうとしたが、NKF.pmというperlモジュールがないというエラーが出て実行できなかった。
パッケージマネージャーを使ってNKF.pmをインストールしたら、このエラーは出なくなったが、今度は、Kakasiがないというエラーが出てしまった。
こちらは、ソフトウエアマネージャーでインストールできた。
これで、ぶじにmknmzでインデックスを作ることはできたが、シェルスクリプトに検索文字を入力しても文字化けしてしまってわけが分からない状態になってしまった。
Namazuはmknmzでインデックスを作る時に、Kakasiを使って文字列を「分かち書き」という手法を使って分割する。
Kakasiは変換前の文字列をEUC-JPとして入力して、「分かち書き」にした後の文字コードもEUC-JPにする。
Linux Mintの文字コードはUNICODEなので、ターミナルから入力した文字列を検索できないことになってしまう。
Linux MintでNamazuを使うことは諦めることにする。
Namazuのソースコードを修正するスキルは残念ながら私にはない。
LinuxのGoogleドライブは同期速度が非常に遅い
Linux MintでGoogleの表計算のGoogleシートを使ってみようと思い、ウエブ版のGoogleドライブを使って、Excelファイルをアップロードして編集してみた。
最初は使い方が分からず戸惑ったが、なんとか使えるようになった。
これなら、WPS OfficeやLibreOfficeを使わなくても行けるかなと思った。
それで、ファイルマネージャーでGoogleドライブに、Dropboxに入っているすべてのファイルをコピーしてみた。
これにものすごく時間がかかってしまった。何時間経ってもコピーが終わらないので、Windows10に切り替えて、Googleドライブにコピーした。
こちらは問題なくコピーが終わった。
Linuxに戻り、ファイルマネージャーでコピーしたフォルダーを確認しようとしたら、表示するまでにものすごく時間がかかった。
そして、GoogleドライブのファイルをUSBメモリにバックアップしようと思い、rsyncというコマンドで差分コピーをしてみた。
しかし、何時間経っても終わらないので、途中で中断した。
後で、grsyncというGUIで差分コピーができるアプリを使って、空のUSBメモリにコピーしたみたら、時間がかかったが最後までコピーできた。
Googleシートは、ブラウザで表計算ができるので、OSを選ばず、とても使いやすいと思うが、LinuxではGoogleドライブの同期速度が遅いので、実用的ではない。
ただ、Googleドライブの良いところは、Googleドライブに入れたファイルの内容を検索できることだ。
テキストファイルはもちろんのこと、表計算やドキュメントやPDFファイルの内容が検索できるのが魅力だ。
写真の検索までできてしまう。
魅力的なGoogleドライブだが、Linuxではいまいち使いづらい。
Android版のLibreOfficeビューアは使えない
LibreOffice Calcで作ったODFフォーマットの表計算ファイルを、Android版のLibreOfficeビューアで読み込んでみたが、正しく表示できなかった。
はっきり言って使えない。
なぜこんな中途半端なアプリを登録しているのだろう。
LibreOffice自体の印象も悪くするとは思わないのだろうか。
こういうところが、オープンソースの限界かな。
Android版のExcelで、LibreOffice Calcで作ったODFフォーマットの表計算ファイルを読み込んでみたが、まったく問題なく表示できる。
さすがと言わざるを得ない。
Microsoftとしては、中途半端なものを出すわけにはいかなかったのだろうな。
信用に関わるからな。
その点、オープンソースは詰めが甘いな。
Linux版のWPS Officeにはバグがある
Linux Mintの表計算ソフトは、WPS Office Spreadsheetsを使ってきたが、年月日の入っているセルの列の幅を変えようとしたら、とんでもなく幅が広くなって操作不能になった。
少しだけ列幅を変えただけなのに、操作不能になるほど列幅が広がってしまうなんてとんでもないバグだ。
Excelとの互換性を重視してWPS Spreadsheetsを使ってきたが、今後はLibreOffice Calcを使っていくことにする。
仕事をしているわけでもないので、Excelを使い続けるつもりはない。
メインで使っているのはLinux Mintなので、Excelを使うことはできない。
Windows10 Homeが入っているパソコンもあるが、めったに使わないので、Excelはほとんど使わない。
Office365も使用期限が過ぎてしまい、MS-Officeを使う気が失せてしまった。
Excelには、フラッシュフィルとかふりがなを付けられたりとか、LibreOfficeにはない機能があるが、そんなのどうにでもなるだろう。
みんながフリーのLibreOfficeをインストールすれば、互換性の問題は解決する。
もう、MS-Officeにお金を払い続けるのはいい加減やめよう。
Linux Mintでテキストの読み上げ
日経Linux9月号にテキストを音声に変換する記事があったのでやってみた。
テキストを音声に変換する必要なパッケージの一括インストールをコマンドラインから行う。
$ sudo apt install open-jtalk open-jtalk-mecab-naist-jdic hts-voice-nitech-jp-atr503-m001
音声に変換するテキストファイルを、1行づつ読み込んで音声に変換する下記のスクリプトを作る。
#!/bin/sh
while read line; do
echo "${line}" | open_jtalk -x /var/lib/mecab/dic/open-jtalk/naist-jdic -m /usr/share/hts-voice/nitech-jp-atr503-m001/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice -ow /run/user/`id -u`/tmp.wav && aplay /run/user/`id -u`/tmp.wav && rm /run/user/`id -u`/tmp.wav
done
上記のスクリプトを、onsei.shなどというファイル名で保存して、
$ chmod a+x onsei.sh
とやって実行属性をつけてから、
$ ./onsei.sh < テキストファイル
とやると、テキストを読み上げてくれる。
Windowsには、テキストを読み上げてくれる高機能なフリーソフトがある。
Linux Mintに比べてはるかに簡単だが、Linux Mintでテキストを読み上げてくれた時は感激した。
Windowsは手間いらずだが、ワクワクするようなものがない。
Androidでパソコンの共有ファイルを見る
Androidでパソコンの共有ファイルが見れるとは思っていなかった。
「Total commander file manager」というアプリを使うとできることが分かった。
AndroidのSambaクライアント ( パソコン ) - 四十路オヤジの雑記帳 - Yahoo!ブログ
上記のリンクを参考にやってみて欲しい。
Linux MintのファイルやWindows10のファイルが、スマホで見れるなんて便利な時代になったなと思う。
Openshot Video Editorは使いやすい
以前は、Linux Mintで動画を編集する時にPitiviを使っていたが、ちょっと使いにくかった。
それに、編集している時に落ちてしまったこともある。
それに比べて、Openshot Video Editorはとても使いやすい。
メニュー等はすべて日本語化されているし、直感的に操作しやすい。
もっと早くこれを使うべきだった。
撮りためた動画をまとめる時は、ぜひこれを使って欲しい。
Windowsのムービーメーカーがダウンロードできなくなっているので、Linux MintでOpenshot Video Editorを使う気になった。